ギルド的な組織の「今と未来」

こんなツイートをしました。

僕は今、サイボウズ藤村さんの著書《働きやすさ》を考える メディアが自ら実践する「未来のチーム」の作り方 の中でも非常にヒントとなることが書かれているので、是非とも読んで欲しい。

この記事では、ギルド的な組織の「今と未来」を少し考察しようと思う。

ギルド的な組織の役割

雇用が「人の理想ベース」で生み出されるようになったいま、株式会社の形は合わなくなってきているのは事実だ。従来の株式会社の形であれば、株式会社のビジョンと目標に個人が合わせる以外選択肢がなかった。だから何よりも重要なのは、株式会社の意向。その意向を汲み取れなければ、社員としての存在価値は低い。

その理由は、明確で水平線でのコミュニケーションで取れなかったことや一つの情報源(新聞やテレビ)だけだったからだ。しかし、今はどうだろう。個人の生き方や働き方が、様々な角度から伝えられる時代だ。サイボウズ式はオウンドメディアであればその代表格だろう。

つまり、個人の生き方や思想を「誰でも知る権利」を個人が手に入れられるようになったということだ。少し話外れるが、「ツイッターのいま」はその状態がしっかりと反映されていると思っている。誰でもかんでも発言源が持てるのは素晴らしいことじゃないだろうか。インターネットには本来階級がなかったはずだ。発言したいことを発言すれば良いと思うし、見たい情報を見ればいい。個人が選択できる場所なのだと思っている。

ギルドの話に戻る。

ギルド的な組織がなぜ求められるのか?」の答えは、価値ベースで人が繋がり、個人の能力を最大限発揮することが求められるからだ。自分のやりがいを最も表現できる場所だから。そこが嫌であれば、違うところで座組みを組めばいい。個人の能力が最大限発揮できる場が評価されないわけがないだろう。

今、ギルド的な組織は価値が高いが、価値の可視化はされていない。なぜなら企業を評価するための「株や資本金」などを重要視していないからだ。そして、上場を目指しているわけではきっとないからだろう。目指している世界は「最高のプロダクトを創り上げたい、好きな人をちゃんと好きなように勝たせたい、自分の能力を最大限発揮したい」などの欲求が溢れている世界だ。

そのような人たちが今ギルド的に集まっている。そこの価値をビジネス的に評価できるのは、今のところその企業を買収したいと思った企業とギルド的な組織の間だけだ。delyとBasecampの関係がまさに説明したかったものなのではないかと思う。とっても今とこれからを考える上で、重要な事例だと思う。どちらの選択もめちゃくちゃ正しい。美しい事例。これを実現できる両社が本当にかっこいいと思っている。

ギルド的な組織の未来

こちらは手短に。いまブロックチェーン領域であれば、STOというプログラミングによって発行され、機能する株のようなものが生み出されている。それをギルド的な組織は発行していくのではないかと思う。今の株式市場とは違う市場だ。

次なる株式市場はテック系の企業が生み出す。株式上場と同等レベルのものをテック企業が運営する取引所で生み出されていくのではないだろうか。そのような市場にギルド的な組織が発行したトークンは上場したり、取引所で交換されたりしていくだろう。

今まで上場の流れは、監査法人(公認会計士)の決定、主幹事証券会社の決定、外部主要株主等から了承を得る、プロジェクトチームを編成、5.印刷会社の決定、株式事務代行機関の設置などだと思う。

今後は、具体的には見えていないがより「ユーザーが価値を決める時代」になっていく。つまり、今後評価されていく市場はユーザーに愛されている市場でなければならないのだ。ユーザーに愛されて好かれている会社、プロダクト、経営者、社員、ビジョンなどが評価されていく。

少し話外れてしまったが、ギルド的な組織は、トークンを上場させたり、トークンを取引することで企業に買収されたりしていく。さらに、その買収の流れや上場の流れもよりモジュール化されていくだろう。だから、今ほどプロセスが複雑ではなく、簡素的になる。ソフトウェア的な発想で金融市場が組み立てられていくのだと思う。

最後に

まだまだこの領域の言語化がうまく出しきれていないことに、申し訳なさを感じるが、今の段階ではこのような感じ。いま僕が所属している「WaseiSalon」もギルド的な組織と言っても、過言はないだろう。本当にみんなと仲良くなれて、面白いです。少しでも自分が役に立てる土壌を探しながら、生きていきたい。頑張ります。最後まで読んでくださってありがとうございます。