
あらすじ
僕の名前は、常道雄大(25歳)。大学院でメディア論を学んだのち、渋谷のIT企業に新卒で入社。新卒として働いている。
僕は、昔から朝が非常に苦手である。朝ごはんに自分が食べたいもの、たとえば、ラーメンやハンバーグなどを準備していなければ起きることは難しい。会社に行かないと、って欲求で起きることはないだろう。僕に朝を迎えさせてくれるのは、美味しいご飯だけ。そんな僕にはもう一つの強い欲求がある。それは、”電車で座りたい”ということだ。優先座席はおじいちゃん、おばあちゃんなど関係ない。空いていたら僕が座る。よっぽど優先しなければいけない人がいない限り譲ることはないだろう。
性の喜びを知りやがっておじさん
iPhoneのアラームがベットの上で鳴り続けている。
デスクトップに示されている6時40分という時刻。
僕は目が覚めた。
目を開けて、手を伸ばし、一度伸びをする。
「今日も頑張るかー。」と準備に差し掛かる。
そして、いつもより15分ほど早く。家を出る。
それは、朝ごはんを松屋で食べるためだった。
CMでやっていた、松屋の厚切りトンテキがものすごく美味しそうだったので、食べたいと思っていたからだ。
僕は、厚切りトンテキを目の前にして感動した。松屋でもこのクオリティーの食事を出すようになったんだと。
大満足で、松屋を出た。
7時30分(乗車)
セブンイレブンで買ったホットコーヒーを片手に電車に乗り込む。
僕「ああ、今日も人が混んでるなあ、座れるかな今日。」
いつもに増して、人が降りる気配を感じることができていない状況である。
7時35分(高井戸駅)
高井戸駅に、電車が止まった。僕は、一人変わった乗客がいるのを目にした。
電車に乗る時にものすごく足音を立てて乗ってくるではないか。その音にみんなびっくりしてしまっている。顔にはサングラスをかけている。
何か大きな声で言っている。「性の喜びを知りやがって…..お前許さんぞ….お前たちばっかり…..真実の愛とは….お前は人を愛することを…..俺はもうだめだ….歳だから…..お前らみたいにわかいもんはけしからん….」などなど大声で怒鳴り散らかしている。
僕はこわい思いというのは全くなくて、面白かった。しかし、周りの乗客たちはおびえてしまっている。みんなものすごいこわがりながら彼を見ている。ほとんどの乗客が横の車両に移動してしまった。
「おっラッキー」と思い、僕は空いた席に座った。
そこで車両には、僕と性の喜びを知りやがっておじさんしかいないことに気づく。
僕「この車両で性の喜びを教えられたらどうしよう」と心の中で思う。
(終わり)
知らない人のために性の喜びをしりやがっておじさんとは


混んでる電車にコーヒー片手に乗り込んで(新卒やばい)、最後には車両の中におじさんとぼくだけって異世界に飛ばされた設定なのかな?自分はさっぱりついていけず。