B DASH CAMPにメディア枠として、参加しています。あたらしい経済の記者として、オープニングセッションを書きましたので読んでください。このブログを読んでくれている人は、全員が面白いと思える内容になっています。
この記事では、僕がとても関心のある「アジア市場のマーケティング戦略」のセッションで強く印象に残った部分を共有します。
この記事の目次
中国市場:中国での戦い方は0から考え直してビジネスを生み出さなければならない
BAKE China CEOの田尻晃久さんがキレッキレだった。非常に論理的でかつ感情的なトークスキルに圧倒された。その話ぶりとともに、中国におけるマーケティング事情を事細かく説明。特に印象に残っているのは、中国市場では、日本と同じ戦い方では勝てないということだ。
BAKEのチーズタルトブランドを持ち込んだが、中国では売り上げがほとんどたたなかった。そこで、中国のお客さんの購買高度を見直し、プロダクトに転換したとのことだ。
ソフトウェアと同レベルのPDCAをオフラインで回すのは、非常に勇気のある行動。
行列・食べ歩き・コピーキャット防止:中国マーケティングで重要なこと
中国人が飲食店に入ったり、購入する際の購買行動のきっかけは、行列ができているかどうか。美味しいとか写真映えするではなく、行列。
その傾向は近年の日本にも見られるのではないか。
BAKEが最初のプロダクトで失敗したのは、食べ歩きができるプロダクトではなかったから。中国人は食べ歩きをすることが非常に好きなので、食べ歩きできるプロダクトにしなくてはならない。この決断を高速PDCAを回し、したようだ。
コピーキャットとは、プロダクトを真似することだ。中国は本当にすぐに真似をするらしい。それを防ぐためにBAKEが行ったのは、一等地に店舗を出すこと。
BAKEが中国で成功した理由は、様々な地域の一等地に店舗を出し続けたから。一等地にこだわった理由は、真似する企業の出店を抑えられるから。中国はみんな知っている通り、すぐにいいものを真似をする。それを防ぐための賢い手段。#bdashcamp
— たっけ💐🤗🔥 (@takeee814) May 23, 2019
あと、企業は中国進出が決まったらすぐに「商標を出すべき」だとのことだ。異常なまでに商標をとるスピードが早いらしい。
最後に
アジアの本当に濃いマーケティング事情を聞くことができた。今後10年間、確実に日本はグローバル展開をせざるを得ない状況になる。その時に、しっかりと備えて今からアジア市場を理解することは非常に重要だ。読んでくださってありがとうございます。皆さんの何かしらの参考になっていれば嬉しいです。