
愛知県の海陽学園へ
はじめに言っておきますが、僕の中学時代は黒歴史なんです。中学受験は落ちに落ちてしまって、愛知県にある海陽学園にしか受からなかった。海陽学園は、トヨタ自動車、JR東海、中部電力の3社が中核となり他80社が募って作られた私立の学校です。
そういったわけで、僕は岡山県の田舎出身で、愛知県にできたエリート校へと進学することになった。入学する前は企業が大金を出して作った学校なので何かあるのではないかと大きな期待を持っていた。
全寮制が合わない
入学する前から全寮制であることはわかっていたのだけれども、入学してから恐ろしいほどのストレスにやられっぱなしになった。ゲーム、漫画、携帯全てが禁止なのだ。だから僕としては何をして毎日過ごせばいいのかわからなくなってしまった。そして、中学1年生の夏休み以降、全寮制の学校にもかかわらず不登校になってしまった。
何をしていたかというと、家にこもっていたり外をぶらぶらしたりしてずっと頭の中で自分がどうしたいかを考えていた。一年間くらいずーっと自分がどうしていこうか考えていた。そしたら1年くらい考えると一つの強い気持ちが湧いてきた。
それはこのまま学校に行かなかったら、同じ海陽の同級生にずっと負け続けるんだろうなという気持ちだ。
負けず嫌いという自分の最も強い性格は、学校にいかずとも生き残っていた。本当にこのまま逃げ続けることだけは嫌だった。

たっけさん。
一度不登校だった人間が学校に戻るのは本当にきついんです。
周りにどんな風にみられるんだろうって。
でもね、僕が学校に戻ってみたら結局人って周りのことをそんなに気にしていないんだなって思いました。戻ってからの1週間は「江澤がもどってきたぞ」って大騒ぎになったんですけど、1週間くらいで”江澤が戻ってきたコンテンツ”は消費されましたね。
もう一度言いますけど、みんな自分が生きることに必死なんだなって。
僕が人の目を気にしすぎてたんですよね。そこで気づいた。
人のことはそんなに気にしなくていい。自分がやりたいことをやって最大限に楽しめばいいんだ。
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