インド発ホテルベンチャーが日本の不動産業界に参入。あまりにも破壊的な仕組みで入り込んでくるので、不動産業界に激震が走るのではないか?と思う。
OYO LIFEで賃貸契約する4つのメリット
1.敷金・礼金・仲介手数料ゼロ 敷金・礼金・仲介手数料ゼロhttps://t.co/TDYxqrxswI・家具付きの部屋 家電・家具付きの部屋
3.スマートフォンで契約から退去が可能
4.3日間の「住み試し」も可能 3日間の「住み試し」も可能
革命的だ..https://t.co/zs8abpc1so— たっけ💐🤗🔥 (@takeee814) 2019年2月18日
OYO LIFEで賃貸契約する4つのメリット
OYOの現状
OYOは現CEOのRitesh Agarwalが2014年に創業した起業だ。つまり彼が19歳の時に創業したということになる。彼は、インド人として初めて「Thiel Fellowship(ティール・フェローシップ)」にも選ばれている。

その後、どんどんOYOは成長していき、これまでに破壊的なスピードで成長してきているサービスだ。今や、インドの230以上の都市で利用されているサービスで、インド最大のホテル企業になっている。
OYOの資金調達状況
筆頭株主は、ソフトバンクビジョンバンド。9月の資金調達ラウンドで10億米ドル(1000億)集めている。
それまでの状況としては、以下。
* **エンジェルラウンド** Venture Nurseryから資金調達
* **シード** Lightspeed Venture PartnersとDSG Consumer Partnersから資金調達
* **シリーズA** Sequoia Capitalから3,000万ルピー(約4,500万円)を資金調達
* **シリーズB** Greenoaks Capital、Lightspeed、Sequoia Capitalから2,500万ドル(約25億円)を資金調達
* **シリーズC** ソフトバンク、Lightspeed Venture Partners、Sequoia Capital、Greenoaks Capitalから1億ドル(約100億円)を資金調達
* **シリーズD** ソフトバンク、Sequoia Capital、Lightspeed Venture Partners、Greenoaks Capital、DSG Consumer Partners、Venture Nurseryから1億ドル(約100億円)出典:pedia
OYOの仕組み
最も肝となるのが、OYOブランドの画一だ。OYOのサイトに載ることができるホテルは一定の条件を満たしておかなければならない。OYOのスタッフが現地に行って、判断してその基準を満たしていると掲載許可が得られるようだ。その基準は、「無料Wi-Fi、朝食、エアコン、テレビ、お風呂、トイレの清潔さ」などが上げられる。
OYOのビジネスモデル
ビジネスモデルとしては、掲載する時にお金が発生するのではなく、予約が成立した時に発生する。様々なサイトの情報によると一律で25%なようだ。ホテル側としても負担がほとんどないので、これはとても便利だろう。
OYOの成功理由
まさしく、ブランドの確率だと思う。インドでは、オンラインでホテルを予約することがほとんどできなかった。ましてや、地域の低価格のホテルなどがお客さんに宣伝する機会がほとんどなかったのだ。そこをOYOが担った。さらに、旅行者もよくわからないホテルに泊まるのは非常に困るだろう。日本人がインドに行った際に、いいホテルがどこなのか?基準がわからない。その基準をOYOが担ったのだ。CEOリテシュの起業経緯がバックパックで世界中を旅したことに起因しているのだから、その際に原体験として困ったのではないだろうか?
今後の予想
OYOLIFEは、ソフトバンクが支援しているという理由もあるが、日本ではかなり大きなインパクトを残す気がする。不動産業界はまだまだ従来の企業体系の会社が多い。つまり、テクノロジーを活用しきれていないということだ。そこにOYOが一気に入ってくると思う。正直、ブロックチェーンより前にこのような革命的な企業が介入してくるとは思わなかった。OYOのテクノロジー活用例がまだまだ見えていないので、そこはどんどん調査していきたいと思う。